正しい?情報を収集し判断するような教材

こんな教材をつくりたいな、という話。


情報が多すぎる

インターネットというメディアがでてきて、従来のメディア(雑誌・新聞・テレビなど)がもっていた制約が解除された。
すなわち、紙メディアであれば「紙面」、放送メディアであれば「時間」という制約がなくなった。
いくらでも情報を載せられるようになった。誰でも発信できるようになった。
結果、情報量が膨大に増えた。

偏った情報網

インターネットで情報を得るきっかけは、ソーシャルメディアからの情報が圧倒的に多くなった。
ソーシャルメディアから入ってくる情報は、ひろく情報が流れ込んでいるように見えて、非常に偏っている。
自分の知り合いが興味のある情報”だけ”が流れてくる。
インターネットによって情報の垣根がなくなって、広く世界中の情報が得られるようになったのか?
ある意味正しい。が、逆に見えなくなったものも多い。

「話題になるネタ」至上主義

厄介なのは、ネットでは「話題になるネタ」が価値をもっていることが多いこと。
それが正しいとか社会的意義があるとか関係ない。みんなが興味をもつことが重要視される。
もちろんエンターテイメント(娯楽)分野は、それでいい。
ただ、インターネットはエンターテイメント(娯楽)とニュース(報道)がごちゃまぜになっている。

情報をどう判断するのか

インターネット普及前から、メディアというのは恣意的である。
都合の良い情報だけを都合のよいように発信する。
ジャーナリズムにもとづき自分の目で見た真実を発信する者がいる一方で、人々を陥れるために偽りの情報を流す者もいる。
それらは、インターネットによって「同列に並べられる情報」になった。

その中で「何が正しいのか真実なのか」は、誰も分からないかもしれない。
そもそも真実を知ることが最善なのかは分からない。
けれど「自分が正しいと判断する」ことは必要だろう。

情報判断のしきいが低すぎないか

最近思うのは、ネットに流れてくる情報を「そのまま鵜呑みにしてないか」ということ。
その情報だけみて「正しい」と判断して大丈夫?
その判断は、善意に見えて、誰かを傷つける結果となっていない?

せめて「もう少しできる限りの情報収集をして判断したら?」と思う。

そういう「情報判断」を学ぶ教材をつくりたい

これを書いてて、このテーマで本気で書いたら新書本1冊くらいかけるんじゃないかと思えてきた。
いや、私が書かなくても、もうありそう。
ただ、私としては「本」という媒体でまとめるのではなく、インタラクティブな教材で、そこで疑似体験をしていくことで「その情報を鵜呑みにしてだいじょうぶ?」という「ギモン」をもてる教材をつくりたい。

推理ゲームのように情報の断片を集めていくのだけど、単に1つのゴールめざすわけではないような。
でも、非日常の推理ゲームではなくて、もっと日常に溶け込んだ中で情報判断をするような。
もしかしたら、twitterとかfacebookとかつかって、それこそリアルタイムに情報が流れながら進行する教材とか面白そう。


以上、土曜の深夜の思い付きをメモしておきます。
いっしょにつくろうよ!という方いたら連絡ください~